リフレイン〜3rd Season〜

「お前…ふざけんのも大概にしろよ……」




「いっ…」




潤は宮下を壁に押さえ付けると、腕をねじる力を強めた。




「いくら女だからって許さねぇぞ…?腕の一本や二本、折られる覚悟はあるんだろーな?」




「ひっ…!」




宮下は悲鳴を上げた。




「潤、もういいよ…。離してやって」




あたしは潤の腕をそっと掴んだ。



「………………」




潤は不服そうにしながら、宮下を押さえ付ける手を離した。




そしてあたしの肩を抱き寄せ、崩れ落ちた宮下を見た。




「俺達はアンタの姑息なマネに揺らぐような生ぬるい関係じゃないんだ。次、水樹になんかしたら…ただじゃ済まさねぇからな」




「……は…い…」




宮下はガクガクと震えながら呟いた。




「水樹、帰ろう」




「あ、うんっ…」




あたしは潤に肩を抱かれ、部屋を出た。












車に戻ると、あたしは助手席に乗せられた。




「――潤、危なかったね〜!てかマジで薬盛られてたの?」




あたしは平然を装いながら言う。



「……水樹」




潤は切ない瞳であたしを見つめると、ギュッと強く抱き締めてきた。




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