どうしょうもねぇくれぇ、好き。





ポカポカと俺の胸辺りを殴ってくる瑞季。



瑞季の弱ぇ力で殴られても痛くねぇよ。




思わず笑いが溢れる。




「瑞季、マジで可愛ぃ。」



「ちょ!んんっ……、」




――ガシャンッ――




鉄で出来たベットの背もたれに瑞季を押し付けて深いキスをする。




「は…つじょうすんなっ。」



「心外だな。俺を発情させてんのは瑞季だろ?」



「ひゃ、ぁ…っ」




瑞季の胸を優しく揉むと瑞季の体がビクビクと反応する。




「気持ちい…?」



「耳元で喋らな…でぇっ、」




耳元で囁いてペロリ、耳たぶを舐める。




するとビクリ、瑞季の体が震えて。




「あ、もう三回はできる。」



「は!?」



「イタダキマス。」



「渉!?」




我慢できなくなった俺は、完全に獣状態になった。




だって…なぁ?




瑞季、可愛ぃし。



それに




「中村の事、まだ許してねぇし。」




俺は嫉妬深いんだから。






< 104 / 176 >

この作品をシェア

pagetop