どうしょうもねぇくれぇ、好き。





それを太陽の光に当て、目を細めて見る。




「笑ってやがる。」




その中の瑞季はとても楽しそうに笑っていて、それに…



「くっつき過ぎ。」



瑞季と男との距離が近ぇ。


つぅーか近すぎる。




そう思った瞬間、ムカッとして胸がモヤモヤしてきた。




そして気付けば。




「なぁ、瑞季。」




自分でも気付かねぇ内に瑞季を呼んでいた。





……★……★……★……





「写真で済む話か?」




それで今、こんな状況になっている。



でも、瑞季は何でこの写真について言われてんのかが分かんねぇみてぇでキョトンとした顔で首を傾げる。




「幼馴染みだよ?」



「いつからの?」



「幼稚園からの。」




そう言った瑞季の表情にイラッときた。



だって楽しそうに笑うから。


しかも俺にだってそんな笑顔、滅多に見せてくれねぇのに。




自分の苛々が積もっていくのが分かる。



でも、此処で怒鳴ったりとか束縛し過ぎたりとかはしたくねぇ。




だって、俺も過度な束縛は嫌だし。




ググッと拳を握り締める。
我慢、我慢だ。





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