どうしょうもねぇくれぇ、好き。





それに、俺の親にも会わせたい。



母さんはぜってぇ喜んで瑞季に抱きつくだろうな。



それか冷やかしてくるに違いねぇ。


父さんは…どうだろうな。分かんねぇや。



父さんはいつも俺の想像とは全く違う反応を返してくるからなー。


いつも斜め右からの変化球だ。




…と、考えていると瑞季が俺をジーと見ている事に気が付いた。




「どうした?瑞季。」




表面上は普通に落ち着いた様子だが内面では汗だく。



バレたか、とか瑞季の事だから変な誤解してねぇか、とか色んな心配が俺の脳を駆け巡る。




「ねぇ、渉…。」




瑞季が俺から視線を外さずにゆっくりと俺に近付いてくる。




「何だ?」




平然を装って何を言われてもぃぃように色んな言葉を瞬時に用意する。




やっべぇ、変な汗が出てくる。


そんな事を思いながら俺も視線を外さずに瑞季を見つめる。





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