恋の約束事
い、意味が分からない。
いや、分かってる筈なんだけど…
分かった、と確信してしまったら。
何かが変わってしまうような気がする。
「え、分かるでしょ」
そう言って、笑った琉太くんは私を解放した。
私は、ベッドに座り直る。
目の前に、私だけに向かって笑ってる琉太くん…
夢じゃ、ないよね?
「好きだよ、琴。君が欲しい。」
そしてまた、私に近づいて触れるだけの軽いキスをした。
「これで分かった?」
「っ…」
私は両手で口を押さえた。
顔が熱い…
多分、今の私…顔真っ赤だあ…