竜を狩る者
スラリと二振りの黒剣を抜き、瑞樹は立ち上がる。
…目の前には二頭の竜種。
いや、違う。
密林の木々に隠れて視認はできなかったが、それこそがアンフィスバエナの特徴。
本来の頭部の他に、尻尾側にも頭部がある。
アンフィスバエナは前後に頭を持ち、背後の死角を持たない双頭の竜なのだ。
「私達二人が、何でコイツに復讐する機会を与えられたのか分かったような気がするわ」
瑞樹はそう言って由羽の顔を見る。
「『二人で協力して、この双頭の悪魔を仕留める為』…そう思わない?」
「……」
直前まで憤怒に駆られて冷静さの欠片すらなかった由羽。
その表情に。
「御都合主義ですねぇ…瑞樹さんはぁ…」
いつもの気だるさと、愛らしい笑顔が戻ってきた。
刀を支えに立ち上がる由羽。
瑞樹と肩を並べ、得物を正眼に構える!
「私が背後の頭を狙うわ。由羽は正面を!」
「了解ですぅ」
二人は眼前の赤い竜種に向かって間合いを詰めた!
…目の前には二頭の竜種。
いや、違う。
密林の木々に隠れて視認はできなかったが、それこそがアンフィスバエナの特徴。
本来の頭部の他に、尻尾側にも頭部がある。
アンフィスバエナは前後に頭を持ち、背後の死角を持たない双頭の竜なのだ。
「私達二人が、何でコイツに復讐する機会を与えられたのか分かったような気がするわ」
瑞樹はそう言って由羽の顔を見る。
「『二人で協力して、この双頭の悪魔を仕留める為』…そう思わない?」
「……」
直前まで憤怒に駆られて冷静さの欠片すらなかった由羽。
その表情に。
「御都合主義ですねぇ…瑞樹さんはぁ…」
いつもの気だるさと、愛らしい笑顔が戻ってきた。
刀を支えに立ち上がる由羽。
瑞樹と肩を並べ、得物を正眼に構える!
「私が背後の頭を狙うわ。由羽は正面を!」
「了解ですぅ」
二人は眼前の赤い竜種に向かって間合いを詰めた!