キミだけに・・・。
初恋。

私は森 紗耶香(もりさやか)。
可愛くないし
運動神経も悪いし
頭もよくない。

私の初恋は幼稚園の頃だった。


私のお母さんは仕事を
辞めたために私は保育園から
幼稚園に変わることになった。

私は保育園に長くいたため
仲がいい子もいた。
親友もいた。
だから幼稚園なんかに
行きたくなかった。


「森紗耶香です!よろしこお願いします。」

あぁ!
噛んじゃったよ・・・。
最悪だよ。

私は恥ずかしくて自由時間に
外へ出る事が出来なかった。

「最悪だわぁ↓」

「森紗耶香ちゃんだよね?」
「え?」
振り向くとそこには
とても顔が整った男の子がいた。

「そうだよ。」
「紗耶香ちゃんって可愛い名前だね。」
「全然だよ!」
「僕の名前は岡本耕大って言うんだ!
よろしくね!紗耶香ちゃん♪」

初めて男の子に紗耶香ちゃんって
言われた。

なんか顔が熱い。

それに心臓がバクバクいってる。

こんなのはじめてだよ。

「紗耶香ちゃん、顔真っ赤だよ?」
「え?気のせいだよ!!」
「気のせい?(笑)なんか紗耶香ちゃん
って面白いね?(笑)」

男の子とこんなに喋ったの
初めてだよ。
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