なみだいろ
あたしは、君のことが好きだった。
でも君は、あの子のことが好きだった。
諦めようと思った日だった。
あたしが君の秘密を知ったのは。

回り道をして、君のマンションの前まで行く。
305号室の灯りを見て。
もう帰ったんだなーとか、気づいてくれないかなーとか。
また期待してんの。
ちょっとは、あたしのこと思ってくれてんじゃないかって。
今来た道をもう一度歩く。
今は、振り返らないでおこう。
期待なんてしたくないから。
期待して裏切られたくないから。
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