2つのグラス
プロローグ
かしゃんっ−−−−

「あぁっ・・・」

ばらばらに砕ける音が響く。

「大丈夫ですかっ・・・??」

ぶつかった相手が、こちらを心配して

しゃがみ込んだ。

「ケガっ、ありませんか!?」

「大丈夫、ありがとっぉ・・・」

ふいに上げた、顔。

その瞬間、瞳に写ったのは・・・
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