意地悪な生徒会長
花火大会

‐杏子side‐

それから数日後のことだった。


突然、梢ちゃんから電話がきた。


『もしもし、杏子?』


「うん。どうしたの?」


『この前のデート、どうだった?』


………急だなぁ。


「いきなりそれ?」


『えっだって、早く聞きたかったんだもん。』


……はぁ。


聞きたかったんだもんって……





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