意地悪な生徒会長





突然ガラッとドアが開き向井先輩が帰ってきた。


「お待たせ……って成瀬さん!?」


「あ、お帰りなさい。あと少しで終わりそうなんで。」


なんで、そんな驚いてんだ?


まさか、何か間違った!?


「…あの、何か違いましたか?」


だったら余計なことしちゃってるよね。


「いや、そうじゃなくて…。ありがとう。」


そう言って、先輩は私の頭をポンポンした。


「あとは俺がやるから帰っていいよ。…あと、これ。」


そう言って、先輩はお茶の入ったペットボトルを差し出した。


「お礼。かなりやってもらったから…。」


「ありがとうございます。じゃあ、お先に失礼します!」



< 31 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop