初恋〜UIREN〜
『とりあえず別れて。』
俺は今まで由香里の目を見ずに話していたが…
この時は真っ直ぐ見て言った。
『大ちゃん…やだよぅ…私、直すから…別れないで…』
『無理。直らないし、信じれない。』
それから、俺は自転車についた座布団を取った。
どれだけ乗ったんだろう…
どれだけ一緒にいたんだろう…
ぼろぼろの座布団を見て思った。
でも、もう終わり。
信じれない。
その座布団を由香里に渡し、俺はバイト先へ行った。