初恋〜UIREN〜


『じゃあ帰るね!』


冷めかけた、ぬるいココアを一気に飲みほした。


『送るよ。』


『いい!友達に会うから。』


嘘。


これ以上大介の傍にいられない。


見たくない。


また、幸せになる姿。


会計を済ませ、外に出た。


私は自転車にさっさと乗り、帰ろうとした。


その時…


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