初恋〜UIREN〜


陽も沈む…


遅くなったとはいえ、やっぱり外は寒い…


『大介来なかったな…』


そう呟いて、帰った。


ココアは全然飲まず…


帰ってから、大介に渡すつもりだった手作りチョコ。


開けて…


泣きながら食べた…


こんなに甘いのに、苦い。


大介は今、何考えてるの?


期待しててはいけない?


その時、携帯が鳴った。


知らない番号…


口、いっぱい入ったチョコはなかなか飲み込めない。


そのまま…


『ふぁい…ほしほし?』
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