初恋〜UIREN〜


『もう何もないよ!』


『うん…でも、よくこの部屋にいれたね。』


『いつも華奈だけ考えてたから何も思わなかった。それに携帯しか見てなかった。』


『本当に?』


『信じてくれる?』


『絶対、もう何もない?』


『ないよ。』


『なら、信じる。』


そう言って、抱きついた。


離さない。って決めたから。


だって、もうあんな辛いのは嫌。


だから、大介を信じる…


ようやく仲直り。


『ここを華奈のものでいっぱいにしてよ。』


『いいの?』


『いいよ。』


って、よしよししてくれた。
< 207 / 209 >

この作品をシェア

pagetop