初恋〜UIREN〜


ある日、大介と二人で掃除していた。


心臓が……


ドキドキ……


止まらない。


手に汗が……


『華奈!』


えっ?


『あっ何?』


『ちりとり取って〜』


と、言う大介をかわいいと思った。


初めて、身近な人をかわいいと思った。


『なぁ。』


『なにぃ〜?』


『トシの事、みさと好きなんだよなぁ〜。』


『な、なんで?大介、みさと好きなの〜?』


と、からかってみた。


< 4 / 209 >

この作品をシェア

pagetop