兎小屋 〜side:♀〜

難しいことを考えるのは、やめた

私は、名前で呼ばれてドキドキした

なら…大島くんもドキドキするかもしれない


「ねぇ」

「ん?」


私が呼ぶと、顔をこっちに向けてくれた

今だ。


「皐月、大好き!」

「ぇ…?!」


私の気持ちを、私の最高の笑顔と一緒に、彼にぶつける

そして、勢い良く生徒会長室を飛び出す

いわゆる…
言い逃げ!

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