ちはる 保健室登校中
5 果てしない明日
8時半。
まだ教室には数人の生徒しかいない。
わたしは覚悟を決めて、教室に踏み込んだ。
あっ……。
懐がまっすぐ視線の先にいた。
ドクンドクンと心臓の音がする。
懐に聞こえたらどうしよう、と思ってしまうくらいだ。
自分の席はすぐにわかった。
懐の横に行くと、
「ちはる、おはよう」
と言ってくれた。
まだ教室には数人の生徒しかいない。
わたしは覚悟を決めて、教室に踏み込んだ。
あっ……。
懐がまっすぐ視線の先にいた。
ドクンドクンと心臓の音がする。
懐に聞こえたらどうしよう、と思ってしまうくらいだ。
自分の席はすぐにわかった。
懐の横に行くと、
「ちはる、おはよう」
と言ってくれた。