最強少女と最強の男たち

お見舞い

目的の病院に着いた。

だけど視線が痛い。

すると、一人のナースらしき人が喋り掛けてきた。

「あの・・・神谷雪菜様でしょうか?」

「そうですけど?」

一気にざわざわしだした。

「一体なんですか?私何かしました?」

「いえ。あなた様が昔最年少で心臓手術に成功した雪菜様」

心臓の手術?

・・・あ!

昔やったことあるわ。

「確か7歳だっけ・・・」

おじいちゃんにやってみなさいって言われてやったら見事成功!

ここの病院はおじいちゃんが入院してるんじゃなくて経営してるんだ。

「あの雪菜様。今日はどういったご用件で?」

「お見舞いに。苗字忘れたけど流探してる。」

「それならブロンズ階級のお部屋ですよ。308号室です。」

「ブロンズ?」

「はい。ここは患者様によって階級分けするんです。」

「最高級がプラチナ、プラチナとは少し安いクリスタル。ゴールド、シルバー、ブロンズとなっています。」

「そうなんだ。で流はブロンズの308だっけ?」

「はい。流様は地位、権力などがブロンズクラスに相応しいとなったので。」

「雪菜様はもちろんプラチナですよ。」

「入院する予定ないし・・」

「それに健康一番。じゃあ行くね。」

「あっ!ご案内します!」

「そう?ありがと。」

「なら私も!」

「私も!」

「誰でもいいから案内してくれない?」

「お姉さんでいいよ。」

「わかりました。こちらです。」

「ブロンズは30階です。」

「その他はどうなっているの?」

「緊急用になっています。そこは一般でも受け付けますがすぐ他の病院に移動されますけどね。」

「そうなんですか。」

「ここです。流様のお部屋。」

「ありがとう。」

「いえ。これで。」
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