最強少女と最強の男たち
白羅を見た瞬間また涙が溢れ出てくる。

「うっ、うっ・・・」

白羅は驚いていたがすぐ抱きしめてくれた。

「うっ、白羅・・・」

「ゆ・・き・・な」

「白羅・・・声・・・」

「あ・・・で・・た」

「やったね!」

ぎゅう

「ゆ・き・・な?な・んで泣いて・・たの?」

白羅にさっきあったことをすべて話した。

「そんな・・ことが・・あった・・・んだ・・・」

「だいぶ声出てきたね。」

「うん。もう出せるよ。」

「それより雪菜に言わなきゃいけないことあるんだ。」

「何?」

「晶がファーストキスの相手じゃないよ。だって俺だもん。」

「えっ!」

「ちょっと前に雪菜起こしたこと覚えてる?」

「うん」

「最初揺らしても起きなかったからキスしてみたんだ。そしたら起きそうだったからそのあとまた揺らした。そしたら起きたんだ。」

「そうだったんだ。」

「ごめんね。勝手にキスしちゃって・・・」

「あ、いやあの・・・いやじゃないかも・・・」

「えっ?」

「あーーー今何にも言ってないからね!白羅!教室戻るよ!」

「うん。」
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