大嫌いな君

アイツが俺の服に手を伸ばしてきた瞬間……

ピーンポーンパンポーン♪

「澪導先生、澪導先生。職員会議が始まっています。
 職員室にお越しください。繰り返します……。」

「あ、やべ。忘れてた。」

澪導は頭を掻きながら俺の服を離した

「続きは家でな、坊や。」

手をヒラヒラと振って出て行く

イラッ……続き?あるわけねぇだろ!!

東京湾に沈めたろかぁ!?

っと、いけね。変な言葉づかいに……。

俺は服を整えて出て行く

「おーい、透r………。こえぇよ、お前の顔。」

「うっせぇ、ほっとけ。」

「何か、あったのかー?」

そうだ、元はといえばコイツが澪導に俺を引き渡すからこうなったんだ!!

俺は口を拭ってすたすたと歩く

「あ、澪導にヤられちゃったとか?」

サラッと言うな!!お前!!

って、はぁ!?

「はぁ!?お前何いってんだよ!!」

「え?しらねぇの?アイツ、ホモで遊び人で有名だぜ?まぁ、教師の奴等はしらねぇけど、」

………そう言うことね…俺はその身代わりだって事かぁ…


遊びだって、分かったのにホッとしない

この気持ちは何?



___なぜが分からないが、少し複雑な気持ちになった___




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