温かい君の手

外の世界



何ももっていくものはないのでそのまま静かにドアを開け外に出た



そしてあたしはすぐさま走りだした



走りだした同時に涙も溢れた



走って走って1歩でも長くあの家から遠ざかりたかった



いつの間にか知らない場所にたどり着いた



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