交差する想い

罪悪感

あたしは次の日、早く目が覚めて学校へ行った。
何もせず、10分…20分が過ぎた。
そしたらその時、百合が来た。



「綾女! おはよー! 今日早いなぁ!」


百合は、自分のせいであたしが悩んでることなんか、全然知らん。
それはそうやし、ゆうてへんから。
でも、気楽に話しかけてくる百合がうざかった。

「………おはよ」

自然とそっけない態度になる。
だけど百合は、心配して喋りかけてくれる。

「綾女どしたん? 風邪?」

「何もない……」

「何かあったんやろ?」

「……………」


あたしの無言の返事が続く。

ごめんな百合。
あんたのせいじゃないねん。
あたしが悪いねん。
やのに…。

「大丈夫な―――」

「うっさいなぁ! 何もないてゆうとるやろ!」

ごめん百合…。
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