THE BEST REVENGE
- 4 - BE MINE


日向をあの世に送ってから、
何度かの夕方が過ぎた。
奏梧は県会議員である
田上の所へと向かった。

彼に今までの礼をかねた
別れの挨拶をするためだ。
彼が抑揚なきお役所勤務を
のうのうとやってこられたのも
田上の口添えと
力添えのたまものだったからだ。
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