ホステスに恋をした
「ごめん、次の指名いくわっ」

「え~ 後できてね~」

面倒くせぇ…。

俺が向かうのは、あのテーブル。

「ご指名ありがとうございます。
京です。

この子、元々俺の指名だから」

「そっ そうだったんですか・・・
すいませんっ」

前についていた男と変わり、俺はその子の隣に座った。

案の定、まだ顔は強張っている。

よくみると、今時には珍しい純粋そうな子だった。

接客業の俺には見るからにわかるよ。

でもどうして…そんなこがここにいるんだ?

< 14 / 19 >

この作品をシェア

pagetop