私はヤクザ

動き出す恋心





「みんな!!大丈夫か??」

『組長!!心配かけてすいませんでした。』

「いや。みんなが無事だったらそれでいい。」

私はそう言って部屋に戻った。
そこで七海に電話をした。

今日合ったこと全て話した。
先生との事。智との事。松川組の事。

七海が一番食いついたのは智の事だった。

『椿さ。もしかして工藤君に恋したんじゃない??』

「恋??ないない・・・・」

『ホントに???』

「・・・・よくわかんない。」

『恋だよ!!!きっと!!!』

「そうなのかな・・・・?」


この時七海が『恋だ!!』って言ってくれなかったら私は一生。
本気で人を好きになる事はなかったと思う。

ありがとう七海・・・。

七海のおかげで・・・。私は最初で最後の本気の恋が出来ました。

心から人を好きになる喜び。愛しさ。苦しさ。悲しみを知ることができた。

アナタが私の親友でよかった。

ねぇ。七海??私は今でも親友としてアナタの心に残っていますか??



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