ささやかではありますが
諒のこんな顔、見たことない。
少しだけ可笑しくて、笑って、「どうぞ、自惚れて」と言ってあげた。


「はは、そっ…か!なん、拍子抜けしちまった!」


くたりと変な顔で笑う諒の腕の中に近距離ダイブ。
受け止めきれない諒がひっくり返って倒れるけれど、ベッドの上だしね。平気。
さっき私が逆の立場だったのにな。なんか変なの。


「改めて、これから宜しくね」

「こちらこそ」


諒の上に私も倒れて、唇を合わす。
優しく優しく、甘く酔いしれるように。
“友達”という関係が反転した、今宵は蜜月。





END.
< 47 / 47 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

蝶が見る夢
毬恵/著

総文字数/33,309

恋愛(その他)87ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
自殺を図っていた少女に生きる希望を与えたのは、一人の少年だった。 10年後。 逞しく成長した彼女は、脆弱になってしまった彼の生きる希望となる。 項(うなじ)に彫られた蝶のタトゥーを共有する、二人の男女、あやめと匠。 シニカルで歪んでいて、限りなく純粋な恋愛事情。
海までの距離
毬恵/著

総文字数/92,201

青春・友情201ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
夢なんて持ってない。 ただ、周りの皆が大学行くって言うから、私も受検勉強している。 大学進学の意味なんて考えたことがなかった。 地元の国立大学を受けるだけの学力はない。 だから、選択肢が広がる東京の大学を受けることにしたんだ―。 真耶、高校3年生。 曖昧で不純な上京動機は、同郷出身のベーシスト・海影によって少しずつ変化していく。 **** “今”を頑張る全ての方々へ―。
タイ·ミー 《密フェチ》
毬恵/著

総文字数/792

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
見えないから、感じるもの。 それは究極の拘束具。 *** 「密フェチ」応募作品。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop