召しませベリル~懲りないワタシ~
「そうじゃなくて、彼女にして!」

彼は困った。

「恋人という事か? 生憎だが興味はない」

マリアは頭を殴られたようなショックを受けた。

完全拒否じゃん。

「ううっ」

でも、見れば見るほど、綺麗だし、優雅だし。

絶対、おそばにいて欲しい!!

「あ、そうだ。あたしは瀬戸内麻理亜。あなたの名前を教えて?」

「ベリルだ」

ベリル?

< 11 / 22 >

この作品をシェア

pagetop