《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「バ……カだ……っ
お姉ちゃん……は……っ!!」
こぼれ落ちる涙が、
お姉ちゃんの最期の文字に
落ち、その形をにじませた。
とめどなくあふれる想いを、
紙面が……お姉ちゃんが、
受け止めていく。
……耳の奥に、懐かしい
笑い声がよみがえる気がした。
「忘れられるわけない
じゃん……!
あたし達を傷つけない
ために死ぬ?
そんなの、間違ってる……っ!」
大切な家族を救えなかった
のに、忘れられるわけがない。
離れ離れになってしまった
のに、幸せだなんて言える
わけがない。
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