《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
事情がわかったところで
何かあるわけじゃないし、
今までもこれからも、
あたしが久住先生と関わる
ことはないはず。



あの音色は忘れることが
できないけど……でも、
気にしていてもどうなる
ものでもない……。




―――そんなことを考えて
いたある日。



その日は、午後の授業が
まるまるHRになってた。

来月に迫ってる、文化祭の
準備のためだ。



文化祭では文化部や有志の
発表する企画以外にも、
各クラスも色んな出し物を
披露する。


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