【完】貴方が居たから。
「憂愛さ、黒のビキニ似合ってるで」



「それ、前も言った」



「それはブラジャーやろ。
水着は水着やで」



彼は私を貶したり、批判した事がないと思う。

いつだって、褒めてくれる。

見返りを求めない優しさ。

無償の愛は本当に対してあるんだと教えてくれた。



「初恋って、実るのかな?」



「実るんやなくて、実らせるもんや」



彼について行こう。

絶対、幸せが待ってる。



「じゃあ、実らせて貰うのは?」



「任せとけ」



今なら、永遠を信じられる。

私と、貴方との永遠を。
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