大猫大虎





いつも凛とした顔からは思えない、額に汗が出るほどの疲れた顔に、
こいつは女なんだな、と思い知らされ、そっと持ち上げた






ちょっと、何すんの。







向こうの城だろ?俺たちが目指してるのは?







そーよ。とにかく降ろして。






向こうに座れるから、そこで休もう。






…。







一方、あー、明花大丈夫かな?あの時すぐにでもかけつけるんだった。
おい、お前、あれほど明花には手加減しろと言っただろ







でも、それじゃあ、かえって怪しまれます。






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