新聞部部員AとBの事情。


パコンとノートパソコンを閉じ、活動記録ノートと一緒に脇に抱える。


「柚木、今日はもうオシマイ。部長達もこの調子じゃ戻って来ないだろう。」

柚木を見下ろしながら、その天然上目遣いを見つめる。


……。


「…そんな顔するなって。」


ポンッと思わず落胆の色を隠せないでいる生き物の頭に手を置けば。







「意外だ…。」


「は?」


ただでさえ大きい目を更に丸くして、柚木は口をだらしなく開けたままにしている。


「あ、いや、その…先輩は私のこと嫌いなんだろうと思ってたんで…。」

「え?」


なんで?



「あ!いやいや!あの!先輩カバンは置いてノートパソコンだけ持ってどこ行かれるんですか?!」


「職員室にデータの確認と提出にだけど…」


「そうなんですか!!じゃあ鍵よろしくお願いします!失礼します!!」


「ああ…」


まくし立てるように立ち去ると、そこには色んな疑問が転がっていた。



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