黒い夢 白い月
時間



窓辺にある机に向かい、お気に入りの本を開く。

毎日、本を読むか窓から景色を眺め時間を潰していた。



本を閉じた頃には、窓から見える空が茜色に染まり出していた。


疲れた眼を癒す様に、外に視線を移す。

ゆっくりと過ぎていく時間。


寧(むし)ろ、私には時間が止まってしまっている様にも感じる。


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