王様と庶民~九条家長女のお話~

生徒会長



学校が始まって早いことで2週間がたちました


~生徒会長~






クラスでは完全に浮いてますが、
(誰も私と目も合わせてくれない)
授業には少しずつ慣れはじめてます

「九条、これ生徒会室に運んでおいてくれ」
「また私ですかー?」
「おまっ、ボンボン達に運ばせたら首になるんだぞ?!」
「はいはい、コンビニの新作パフェ1つで手を打ちますよ!」
「くっ、……分かった」
「明日楽しみにしてますね」


そして、何故か先生達とは仲良しになりました

何でも親達の権力にビクビクしてたから、
私みたいな庶民を見ると安心するらしい
(ほら、私って普通の庶民だから権力ないし)

おかげで高等部の先生のほとんどをあだ名で呼ぶほどになりました


「っと、生徒会室行かなきゃ」


パフェ、パフェと呟きながら生徒会室を目指す

.

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