ありえない高校生マリッジ
「白石君で思い出しました」

「なんだ?」

私はソファに置いたバックを手に取って、中から白石君から貰った物を渚君に渡した。

「白石君が渚君に渡せって・・・」

渚君の顔がみるみる引き攣った。

「達生のヤツ・・・」

「それ何ですか?」

「・・・これはだな・・・」

渚君は上着のポケットに仕舞う。

「達生のヤツ…変な気を遣いやがって・・・」


「何ですか?渚君にはわかったんですか?」

「・・・那岐お前は先にシャワー浴びて来い。俺は達生と話をする!!」

渚君は私の背中を押して、バスルームに向かわせた。

< 162 / 182 >

この作品をシェア

pagetop