ありえない高校生マリッジ
バスルームから出ても、心臓は更に早鐘を打ち鳴らしていた。

俺は彼女をシーツに上に押し倒した。

緊張もピークに達する。

「心臓がとってもドキドキしてる・・・」

那岐は自分の胸に手を押し当てた。

「俺もだ」

「どれどれ」

那岐が俺の胸に手を当てて来た。

「本当だ・・・渚君の方が凄くドキドキしてる」

那岐は無邪気に笑う。

初めてのクセに笑うなんて余裕綽綽じゃないか・・・何だかムカつく。

俺の方が初めてみたいじゃないか。
「渚君?」

「ムカつく」

「えっ?」

俺は那岐の首筋を甘噛みした。

そして、そのまま軽く羽根で首筋を撫でるように唇を這わせる。

「ひゃあ・・・」

くすぐったいのか変な声を出す那岐。

俺はそんな那岐を上から不敵に見つめて、更に彼女の肌に触れて苛めた。

可愛い声を出す彼女の吐息は熱い。
俺の吐息も熱くなり、そのまま彼女の全てを奪っていった。



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