ありえない高校生マリッジ
LASTACT*卒業式

~那岐紗side~

「渚君・・・その条件を受け入れるの?」

「・・・受け入れなきゃ・・・会社が倒産するし、従業員やその家族が路頭に迷うから」

「渚君はそれでいいの?」

「いいわけないだろ!!でも・・・俺の一人の為にすべてを犠牲にするには代償が大きすぎる・・・」

渚君はデスクを両手に拳を作り、力任せに叩いた。

瞳からは涙が溢れていた。

「俺は社長なのに、何の力もないんだ・・・早く大人になりたいと思う。
でも・・・自分のコトしか考えていない大人にはなりたくない・・・」

「渚…君」

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