鏡の向こう


『ちょっと…!!』


なんでそうなるかなぁ…!!


「なにょ?」



『昨日知り合ったばっかだし、



第一、恋愛感情ないし。』



私は必死に否定した。



「とかいいながら、


さっきから、メール来る度にニヤニヤしてるわよ?」


伊織は私のほっぺをにやにやしながら突っついた。


伊織の指摘に、
私は思わずほっぺが熱くなる。



『そ、そんなこと……』



ないもん。

とか言いつつ、
説得力ないのがわかるから、
なんか悔しい……!!


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