藤井先輩と私。
え?
ごはん?
「ごはん食べるの?食べないの!?」
そう詰め寄られ、私は「は、はいぃ」と答えざるをえなかった。
その答えを聞くや否や、楠木さんの後ろに居た子がバサァッと芝生の上にブルーシートを広げる。
この人たち、私に裁きを下しに来たのではないの?
黙々とランチタイムの準備をする2人をよそに、楠木さんは私の手をつかんでニコニコしていた。
強気で怖い人かなって思ったけど…違うのかな?