風神Ⅱ
「おらおら!!次は騎馬戦じゃぁー!!」
空気の読めない旭が大声を出した。
「「最低…。」」
大と力があり得ないといった顔で旭を睨んでいる。
あたしも風雅も、シラケた目で旭を見ていた。
「な、何だよ。」
旭は皆からの視線にたじたじだ。
「まぁまぁ、そんな睨むなって!!」
旭を助けたのは珍しく馨だった。
「ほら!!とっとと行こうぜ。騎馬戦は男子種目の中で一番得点高いからな。負けられないぜ!!」