風神Ⅱ

黒蛇





~真城side~




「…………っう゛…」




目を開けると真っ先に見たのは見覚えのないコンクリートの天井。




ここは?




そう思い慌てて体を起こそうとする。だがしかしお腹の痛みによりそれは出来なかった。




しばらくして痛みが落ち着いた頃に今度はゆっくりと体を起こす。




辺りを見渡すとやはり見覚えのない部屋だった。




六畳ほどの窓一つない部屋にきれかかっている電気が一つ。




昼か夜かもわからない。
















「ってかあたし、なんでこんなとこいるんだっけ?」




あたしは頭の中で一番記憶に新しい出来事を思い浮かべる。








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