風神Ⅱ




日に焼けた肌、一人はトレードマークの帽子にもう一人はキリッとしてクールそうな顔つき。




二人とも、背中にはテニスバック。












「昌人!?勝広!?」




あたしはソファーから立ち上がり二人のもとへ走る。




「「真城姉ちゃん!!」」




二人は同時にあたしに抱きついてくる。




「どうしてここに?」




「旭兄ちゃんに誘拐された!!」




「旭…」




勝広の言葉を聞いたあたしは旭を睨む。




「んなことするわけねぇだろ!!勝広!!勝手なこといってんじゃねぇ!!」




旭は一生懸命誤解をとこうとしている。







< 234 / 323 >

この作品をシェア

pagetop