風神Ⅱ
「……………。」
突然の言葉にあたしはフリーズ。
「真城が固まっちゃたよ。」
「お前がいきなり言うからだろ。」
「ちゃんと順番おって説明しただろ。俺のせいじゃないよ。」
旭と大が喧嘩を始めてしまった。
「何やってんだ。」
突然、後ろから風雅の声が聞こえた。
「行くぞ。」
風雅はそう言って家の中へ入っていった。
「真城、俺等はここで。」
旭達はすぐに車に乗り込むと発進してどこかへ行ってしまった。
「え…、ちょっと。」
取り残されたあたしはしかなく風雅の後をついていった。