風神Ⅱ
「まぁ、普通の学校とはちょっと違うけどね。」
「は?」
空良が言った言葉にあたしは訳がわからなくなった。
「つきました。」
あたしが空良に理由を聞こうとしたときに秀平さんの声がした。
どうやら学校についたらしい。
何かタイミングを逃してしまった。
あたしはそのまま皆と別れて自分の教室に向かった。
教室のドアを開けて中に入るといつもど通りに氷真て紫音。
「あっ!!真城…」
氷真があたしに気がつき二人とも気まずそうにする。