霊務・ザ・ファイナル(霊務4)
すると、お茶を煎れてくれた礼子はオッサンに手渡しながら聞いてみた。
「オッサン落ち着きなよ。これみんなで食べながら、話をしようよ」
まあ眠り猫もオッサンも、まだ三鬼神から受けたダメージが完全に癒えたワケでもない。
ここは一つ休息がてら、お供え物のエネルギーを頂こう。
みんなはオコタに入り、のんびりと過ごした。
さて……
くつろいだとこで話をするが……
「まず見てくれ。この人間は財宝を探る為、かごめかごめを解読に必死になった後がある」
「ほえ? かごめかごめって、あのお遊びのかごめかごめ? もう、オッサン。ウチら三人しかいないのに出来ないよ」
礼子は頭の中で想像してる。
うん! 三人じゃ無理だ。
それが、行き着いた答えである。
「馬鹿。違うよ。かごめかごめの歌にはいろんな意味があってね……囚人説や流産説や徳川埋蔵金のヒントなどと言われてるんだ」
「何? それ怖くない?」
すると、珍しくオッサンは話を脱線させ礼子を怖がらせようとした。
「ふふふ~~そうだよ礼子君。ここで一つ怖い話をしてあげよう」
その笑顔は、キラーンと光った