霊務・ザ・ファイナル(霊務4)
居た…………!
しかし、それは少し状況が違う状態での発見であった。
赤鬼の前に立ちふさがる人物……
それは、先程戦った黄鬼の姿だ。
いつから紛れていたのか分からないが、赤鬼への攻撃につい飛び出してきたようだ。
「あ……あ…………」
黄鬼は全身から煙を出させて、体を振るわせている。
どうやら、身を挺して自分の体で赤鬼を庇ったらしい。
ドシャ……
そのまま地面になだれ落ち、赤鬼に手を伸ばした。
「あ……赤鬼ぃ……私は貴方の事が……貴方が……」
すると、一瞬の事でようやく理解した赤鬼は、自分の意志を取り戻した。
「フ、フン……余計な事を。貴様なんぞに守られなくとも、無事だったわ!」
バギッ!
差し伸べた黄鬼の手を、あろう事か足で蹴り払った。
「あう……!」
衝撃で仰向けになり、その無防備なお腹に赤鬼は足を乗せた