霊務・ザ・ファイナル(霊務4)
「あーあ、疲れちゃった。演出でワザと負けたのに追ってくるから~」
そうだったか。
やはりさっきの一回目にした勝負は、ワザと負けたと言うのをオッサンは理解した。
追ってくる相手も悪かったと言うわけだ。
「まーったく……やんなっちゃうわ……」
そう言いながら、オッサンの首筋をヒョイと持ってズルズルと引っ張りながら歩き始める。
猫じゃないんだから。
「痛い痛い! 犬扱いの次は猫扱いかよ!」
ポチの次は何て名前を付けるつもりだろうか?
彼女のドSっぷりは変わっていない。
どうせなら、こーゆーとこが直って欲しかったが……
余計タチが悪くなったと言うか、パワーアップしたと言うか、彼女は彼女らしい進化を遂げていた。
「ほら、行くよピーコ」
「お前それ鳥だろ!」
抗う事も出来ず、オッサンは帰り道も行きと同じ様に引きずられて姿を消していった…