霊務・ザ・ファイナル(霊務4)
ぬううん!
順位にランクインされてなかったが、良しとしてやろう!
久々の遠出に、テンション高鳴る。
テンション高鳴るって、おかしな表現だけど。
最近本当にどこにも行けていなかった。
しかも、ちょうど今週は礼子の学校で期末テストがある時期……
生きていれば、受けなきゃならなかった。
愚民共よ、真夜中までテスト勉してるが良い。
「アタシはそんな中、旅行だもんね~ハッピー!」
嗚呼、死んで良かった。
私を燃やしてくれた炎さん。
マジ、あいらぶゆ~~
そんなくだらない事で、死んだ喜びを感じてる礼子をよそにオッサンは話を続ける。
「ああ、アレは気にしないで下さい病気ですので。それで、東照宮とはまた高尚なとこで警備してるじゃないですか」
「いえ……今年は特に霊がかり出されていますから……ホラあれですよ」
するとオッサンは、思い出すように頷いた。
「ああ、そうでしたアレですな。そう言えば私にも依頼の報告受けてましたな」
すると、急に礼子が話に割り込んで来た。
「ハイハイ、オッサンの立ち話は長いからここまでね!『行く』『決定』『調査』これを迅速にやるのがウチの会社のモットーよ。さあ行くよカスと呼ばれた担当者」
さっそく出発する二人を見て、オジサンはぺこりと頭を下げた。
「宜しくお願いします」
それはいい。
そんな別れはどうでもいい。
モットーって会社なのかよとか、いろいろ突っ込みたかったが、オッサンは違う事を呟いた。
「私、カスって呼ばれたんだ……」