イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~

☆どきどき保健実習…

自転車は降りて二人並んで歩く道すがら、乃理道がちょっっと済まなそうに、こう尋ねた。


「あの、ちょっと、聞いて良いですか?」


「ん、なあに?」


「まり子さんは直樹先生の事、どう思ってるんですか?」


「先生?先生はねぇ…」


乃理道は、ごくんと息をのみ込んだ。


「私の憧れの人」


「――あ、憧れですか…」


「そうよ、容姿端麗、知的で優しくて物腰が優雅で…今迄見て来た男性の中で、完璧に近い人だわ」


「か、完璧…ですか…」


「そうよ。私の目標は、先生の御嫁さん。ステキだろうなぁ先生との二人暮らし」


まり子の瞳は夢見がちな乙女の瞳に変わっていた。


恋に恋焦がれる乙女の瞳は盲目に近い物だと乃理道は感じていた。

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